当社のお豆腐は、お豆腐本来の味を損なわないように熱処理を一切していません。そもそもお豆腐というものは生鮮食品で、昔のように今日作ったものを今日販売したいという思いもあります。現在では製造日付を記載しなくてもよいので、消費者は消費期限を一つの基準にして買い求めていただくことになります。だからこそ、本当はいつ作られているのかを教えてあげることが親切なんじゃないのかなと思っています。
当社のお豆腐は、熱処理しないことで消費期限は4日程となります。長期間保存ができかないので、流通の発達した現在でも県外など遠方へ届けるとなると、店頭に並ぶ期間が1日か2日ということになります。それに比べて60~80度ほどで熱処理されているお豆腐は、10日~20日ほど保存が可能になるため、販売する側にとっては効率が良く好まれます。

現在のように流通網がまだ発達していなかった頃、夜に発送して、翌日の朝に大阪へ到着する運送便がありまして、それを利用して大阪の百貨店などへも販売していた時期もありました。当時は昔ながらの硬い木綿豆腐でしたがよく売れました。しかし、現在では所謂「効率の良いお豆腐」におされています。

わたくしどものお豆腐は、長期間保存のために味が損なわれてしまうような熱処理や保存料を足してまで作ろうとは思いませんでした。大豆本来のおいしいさが詰まったお豆腐をお届けしたいという思いで製造してきました。
当社のお豆腐は、高知にある百貨店の地下(いわゆるデパチカ)で販売しておりましたが、数年も前にその百貨店が閉店していまい、現在では県下の学校給食に需要があるものの、一般にお買求めいただくことができませんでした。一部県内のスーパーでも取り扱っていただいている商品もございますが、その思いが通じてか、お客様より『下田屋さんのお豆腐はどちらで購入できるのですか』というご要望のようなお問合せをいただき、工場横に直営店をつくりました。現在では主にそちらまでお越しいただかなくてならず、ココでしかご購入いただけない商品もあります。